2010年05月29日

少女軍じゃないよ、少女群

携帯7.jpg
「少女群」
                           朱時卍時

夕の陽射しは紫に染まり
少女の頬が朱に染まる
潰れた花を抱きながら
鈍い指先 抱きながら

暗と混ざった薔薇蜜の
銀白色の 微温い香を
携えて 携えて
朱い少女が絡み合う

悩ましい棘 舌先を
貫き 溶かし 笑わせる
痙攣している 夜着の間に
忍び寄る 少女の舌を

糸引いた 悲しみを
零さぬように 漏らさぬように
少女は胸へ そそぎ込む
鈍い指先 携えて

少女の祈りは曇天の
帳の中へ 掻き消えて
行くあてもなく 流れ去る
砕けて 散った 薔薇蜜とともに

暮れていく 少女の欠片
潰れた赤子を胸に抱き
鈍い指先胸に抱く
少女の群の一欠片
きっと 誰も 憶えていない
消え行く少女の一欠片
ラベル: 少女
posted by 朱時卍時 at 11:25| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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