2011年04月28日

たまには書評など。その2

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マイノリティについて調べていた際に出会った本。



「『性別がない!』ということ。」[新井祥・株式会社ぶんか社・2009/4/20]



インターセックスの著者が自身の体験や、セクシャルマイノリティの友人との交流、社会におけるセクシャルマイノリティの立ち位置などを分かりやすく綴った本だ。
 この本の最大の特徴はその読みやすさにある。著者がマンガ家であるためか、ふんだんにイラストが用いられ、一般に理解されにくいセクシャルマイノリティのイメージが掴みやすい。その上、軽妙な語り口で文章自体に飽きがきにくい。しかも、一章節が短いので時間が空いたときに気軽に読めるときているのだ。私が知っているセクシャルマイノリティ系の本の中では相当に一般向け、初心者向けの本であるように思う。
 経験からして性同一性障害、セクシャルマイノリティなどを扱った本は題材が題材なだけに重々しく、あるいは学術的側面を多分に含んでいるものが多いのだが、この本は違う。ある意味真逆のポジション。気軽におっさんと話したような読後感。しかし、それ故に生々しい。
 セクシャルマイノリティに興味のある人はもとより、むしろ興味のない人こそ是非読むべき一冊である。
posted by 朱時卍時 at 15:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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