2011年05月09日

失敬いろいろ

最近、失敬にはまっています。と書くと語弊があるので説明すると、「失敬」を使いこなせるようになりたいと思うのです。

きっかけは某駅近辺で道を訊ねたときのこと。その日友人との待ち合わせ場所へ向かうのに急いでいた私は、行なれていない土地に動揺し、近くにいた人の顔もろくに見ず、道を訊ねました。
声をかけてからよく見ると、見るからに忙しそうな様子のサラリーマンとおぼしきオジサマ(推定50代)。彼は一瞬、怪訝な表情を浮かべましたが、すぐに昔は整っていたであろう顔を温和なものへ変え、一言「失敬」と私に言い放つと颯爽と去って行きました。
そのとき、
忙しいであろうにも関わらず、無視せず「失敬」と言ってくれたオジサマに私は無言の敬意を覚えたのです。

そう、それがきっかけでした。カッコ良く「失敬」をつかいたくなったのです。
しかし、一応若者の部類の人間が「失敬」をいきなりつかい始めたらどう思われるでしょう。
「超〜」とか「チョベリバ」みたいなノリで使ってたら、すぐに「失敬」マイブームが最近訪れたことがばれてしまいます。
それではいけないのです。流行り廃りであのオジサマは「失敬」を使っている訳ではないのですから。
いわば、「失敬のベテラン」による「つかい込まれた失敬」を目指さなくてはあのオジサマの「失敬」のように嫌みのない、洗練されたものにはならないように思うのです。
長い使用を前提にしなくてはなりません。
したがって出だしは重要です。
決してにわかとばれないよう、慎重にことを進めましょう。
周囲へ徐々に「失敬」を浸透させていくのです。
ハードル……。
そう。ハードルを下げる必要があるのです。

例えば、
あのオジサマの渋い「失敬」をストレートとするなら、水割りや炭酸割り、あるいはジュース割りにする必要があるでしょう。

段階別に書くと、

「ジュース割り失敬」
はつかい始め向け。

「トロピカル失敬」
はおちゃらけた人向け。

「炭酸割り失敬」
は失敬初級向け。

「お茶割り失敬」
はおませさん向け。

「水割り失敬」
は失敬中級向け。

「失敬のロック」
は失敬上級向け。

「ストレート失敬」
はベテラン向け。

「失敬のダブル」
は老人向け。

こんな感じですかね。
下へいくほどハードルが高いわけです。

具体的な用例としては、

「トロピカル失敬」

「あ、やべぇ、俺マジで今日金ねーわ。今日貸しといてくんない。ゴメンナ〜♪失敬っ失敬っ(笑)」

とか

「水割り失敬」

「今日はお忙しいなかありがとうございました。奥様の方にもよろしくお伝えくださいませ。それでは、私これから会議がございますので、失礼させていただきます。……失敬」(去り際にさりげなく添える失敬)

とかこんなイメージです。
なんだか「失敬」って日常で使えるかも……そんな気がしませんか?

私は炭酸割りくらいから始めてようと思います。

皆さんもいかがですか?


「それでは今回はこのへんで、いやはや失敬、失敬(笑)」



(なんかちがう……かな?)
posted by 朱時卍時 at 13:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 失敬考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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