2010年08月21日

[ひょうたん]

「ひょうたん」                   朱時卍時

あれはひょうたん。
女のくびれの抜け殻さ。
かつて、国で一番だった女のくびれの残骸さ。
酒が入るの入らないのって、
女はたいそう酒浴びた、
だから今じゃあ、酒の器さ、
酒咲け咲けよ酒の花、
ひょうたん女の花の残り香、
今もずいぶん香っておられる。
おおう、ほら、
ひょうたん女がお戻しになる。
飲めや踊れや、女の奴隷よ。
女の戻した酒を飲め。
糸を引く、
ひょうたん女の唇を、
さあ、だれか塞いでやりな。
そら、そこのお前さん!


☆著作権は朱時卍時に帰属します。無断での複製、転載を禁じます。
ラベル: ひょうたん
posted by 朱時卍時 at 12:10| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月07日

「甘味になれなかった私達」

「甘味になれなかった私達」

作詞:朱時卍時

空に架かった砂糖橋(カラメリゼ) 肢音(あしおと)立てずに渡れたら
きっとドルチェになれるのよ そう心から信じてた
糖衣を纏い薔薇の香を ビスコッティに染み込ませ
柔らかにした指の先 あなたの唇(くち)へと運びたい
蜜の泉に少女(おとめ)の脚を エスプレッソに爪紅(つまぐれ)を
沈められたら素敵でしょ そうしてみたいと思ってた
砂糖塗れの女の子 そんなのって美味しくないでしょ
砂糖塗れの女の子 そんなものなりたくないわ
SHIT !

身体重ねるティラミスを アタシは袖の風で断つ
ドルチェなんて食べたら仕舞い おかわりなんて許さない
夜の兆しでミルク煮た パンナコッタを掬うとき
小さく震えるスイーツに ワタシなりたくなんてない
蜜の泉に少女の脚を エスプレッソに爪紅を
沈められたら 素敵かな? そんなことなどありえない
クリーム塗れの女の子 パンドーロにはなりたくない
クリーム塗れの女の子 ズコットなんかゴメンだわ
砂糖塗れの女の子 なれなかった私達
砂糖塗れの女の子……なりたくなんてないわ!
Shit ! Shit! Shit! Shit! Shit! Shit! Shit! Shit!
Shit! Shit! Shit! Shit! Shit! Shit! Shit! Shit!
FUCK SWEETS!!!

[2009.6.7/sun]


☆懐かしいものを見つけたのでupしてみる☆
スイーツな女子というものが世にはびこり始めた昨年、
それに反抗する腐女子達のために、
彼女らの心意気みたいなものをイメージした歌詞を書いたのです。
なにも言うまい。
ただ、fuck sweets! と叫ぶ腐女子が見たかったのです。
本当にそれだけなのです。
2009年度の黒歴史(笑
posted by 朱時卍時 at 12:05| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月29日

少女軍じゃないよ、少女群

携帯7.jpg
「少女群」
                           朱時卍時

夕の陽射しは紫に染まり
少女の頬が朱に染まる
潰れた花を抱きながら
鈍い指先 抱きながら

暗と混ざった薔薇蜜の
銀白色の 微温い香を
携えて 携えて
朱い少女が絡み合う

悩ましい棘 舌先を
貫き 溶かし 笑わせる
痙攣している 夜着の間に
忍び寄る 少女の舌を

糸引いた 悲しみを
零さぬように 漏らさぬように
少女は胸へ そそぎ込む
鈍い指先 携えて

少女の祈りは曇天の
帳の中へ 掻き消えて
行くあてもなく 流れ去る
砕けて 散った 薔薇蜜とともに

暮れていく 少女の欠片
潰れた赤子を胸に抱き
鈍い指先胸に抱く
少女の群の一欠片
きっと 誰も 憶えていない
消え行く少女の一欠片
ラベル: 少女
posted by 朱時卍時 at 11:25| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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